マンションのエントランスに設置されている掲示板、皆さんはしっかりチェックしていますか?
管理組合からの決議事項、設備点検の告知、居住マナーの注意喚起など、さまざまなお知らせが掲示されています。
掲示板は、管理組合がどのように運営されているかを知る一つの方法でもあるのです。
見なかったからといって問題がすぐ発生するというものでもありませんが、定期的に確認しておくことで快適な生活を保つ助けとなるはずです。
居住者に情報を知ってもらうために、管理組合は掲示板を有効的に活用しましょう。
掲示物が整頓されているか
不要な掲示物が残っていないか、キレイに並べられて掲示されているかチェックしましょう。
掲示物そのものの見やすさだけではなく、美観を損ねない運用がされているかも大切です。
掲示板が見やすい位置に設置されているか
マンションに帰宅した際には、集合郵便受けを見た後に住戸に向かいますよね。
通り道(導線)に掲示板が設置されていないと、掲示板を見ない場合が多くなります。
構造上の問題から設置する場所が限られる場合は仕方ないですが、見やすい場所に掲示板を移設するのも一つの手です。
また、掲示板の大きさは足りているでしょうか。
大きな掲示板に変更するか、増設する方法もあります。
掲示板を移設・増設する場合は、総会決議による承認を得ましょう。
掲示板周辺の照明が暗くないか
マンション内の照明が明るいのを嫌がる人も一定数いるので難しいところですが、掲示物を読むのにストレスがない程度には明るさが必要でしょう。
自治会(町内会)からのお知らせについて
掲示板は管理組合の活動のために設置されるものです。
本来であれば、管理組合とは別組織である自治会からのお知らせは掲示すべきものではないでしょう。
しかしながら全戸に配付する部数が用意されない、あるいは全戸配付するまでの必要性がない場合は、便宜上として掲示板を間借りして掲示するのが実状です。
掲示スペースを圧迫しないなら別にどうでもいい、という感覚の人も多いですね。
弊害がなければ問題視することもないですが、ルール作りをしておけばトラブル回避にも繋がるでしょう。
個人の掲示
基本的には個人による掲示は認められません。居住者間の生活マナー苦情、営利・非営利に関わらず勧誘や募集の告知、管理組合・管理会社への意見などが挙げられるでしょう。
個人で何かを発したい場合には理事会に相談してください。
理事会で内容を審査し、承認されれば掲示も可能です。
全戸配付と掲示
掲示だけでよいのか、全戸配付も合せてするのかは検討したほうがよいでしょう。
在宅が必要な点検などの見逃しては困るお知らせは、管理会社が全戸配付をしているはずです。
生活マナーが悪いマンションでは、次々と注意喚起のお知らせが発せられます。
マナーが悪いことはもちろん問題なのですが、そのお知らせが毎月何枚も全戸に配付されるのは嫌だという意見もありますね。
同じような注意文がたくさんあっても、慣れてしまって配慮する意識が薄れてしまうことにも繋がります。
状況に合わせて掲示と全戸配付を使い分けましょう。
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