私はエレキギターを録音する際、マイクからではなくラインで録音をしています。
でもアコースティックギターはあまり弾かないので、良い録音方法もわかりませんでした。
わざわざ機材をそろえるのもどうかなあ、と思っていたんですよね。
しかし、ICレコーダーを持っていることを思い出したのです。
ICレコーダーというと、議事録作成や語学学習を利用目的に声を録音するため使う、というのが一般的な認識でしょうか。
私もICレコーダーを音楽用に買ったつもりはありませんでした。
クラシックギターを録音したらどんなものかな、と思い立ちICレコーダーとスマホで同時に録音して比べてみました。
スマホとICレコーダーで同時録音
Ozzy Osbourneのギタリスト、Randy Rhoadsの「 Dee 」 という曲を弾きました。
スマホで録音
録音に使ったスマホはSHARP SH-M05です。
普通、というかむしろ安いスマホですね。
動画で記録し、音声を「mp3(128kbps)」で抽出して書き出しています。
ICレコーダーで録音
ICレコーダーはこちら。
SONY ICD-UX533F
録音形式は「mp3(192kbps)」です。
音楽用ではないですが、低価格帯の割には高音質をウリにしていたようです。
すでに販売は終了しており、後継機はICD-UX570Fあたりかと思われます。
後から気づいたのですが、私のレコーダーはリニアPCM形式にも対応していて、mp3よりも良いとされる音質で録音することもできたんです。
データを圧縮しないPCM形式の標準フォーマットは「WAV」のようです。
簡単に言うとこんな感じですね。
WAV 音質良い、データ容量が大きい
mp3 標準の音質、データ容量が小さい
さまざまなレコーダーの仕様を見ると、音楽用という位置づけの高価なレコーダーは「リニアPCMレコーダー」と書いています。
PCM-A10あたりとか。
安い価格帯のレコーダーはmp3形式だけだったりしますが、私のレコーダーは安価ながらも高機能であったわけです。
説明書はよく読もう、ということですね。
なお、いずれの音源も録音後に音量を上げているので、変換工程によって音質が劣化している可能性はあります。
スマホとレコーダーで録音形式を同じにできたのは結果的には良かったのでしょうけれど、ビットレートも128と192で違うし検証と言える程でもないのはなんとも。
演奏動画
演奏の動画はこちら。
Dee / Randy Rhoads
ICレコーダーの音源に、イコライザーとリバーブを後がけしてます。
ICレコーダーとスマホの音をMIXすれば良かったんじゃないか、とか
むしろ素のままの方が良かったか、なんて思ったり。
まとめ
安いICレコーダーでも音質は結構良いな、というのが私の感想です。
今はスマホで直接録音してもそれなりに良い音質になるし、さらに良い音を求めるなら高価なレコーダーを選択する手もあります。
演奏の動画も同時に撮影する場合には、スマホを置く場所に限定されずにICレコーダーを設置する場所を選んで録音が可能というのは便利ですね。
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