スタジオでの練習やライブ本番中、ギターのストラップが外れてしまったことはありませんか?
私はちょっとした拍子にストラップが外れてしまったことがあります。派手なアクションをしたわけでもなかったんですがね。
カッコ悪いだけで済めばまだいいですけど、ギターが落下して壊してしまうような事故は未然に防ぎたいですよね。
ストラップがしっかり固定できるうえに、着脱が簡単なロックピンを導入してみましょう。
ロックピンのメリット・デメリット
ロックピンの部品は、ギター側とストラップ側にそれぞれ取り付けるように分かれています。
部品の取り付け作業は簡単です。取り付けてしまえばしっかり固定してくれるし、ストラップの着脱も簡単できるのがメリットですね。
デメリットは、ギター側のピンを交換にするためにネジ穴がゆるむ恐れがあることです。
また何本か持っているストラップの中からその日の気分で使うものを選びたい、という場合にはロックピンは適さないですね。部品をそのたびに外すわけにもいかないでしょうから。
取り付け方
ロックピンを購入しましょう。
ギターアクセサリーを製造販売しているSchaller(シャーラー)、
JIM DUNLOP(ジムダンロップ) が有名ですね。
ドライバーとペンチ(スパナ)を用意します。
ギターに元々ついていたストラップピン(エンドピン)を外します。
ロックピンのストラップピンに交換します。
ストラップ側に部品を取り付けます。
ストラップの穴が小さい場合には穴を少しだけ切り広げると良いです。
六角ナットは手でも回りますが、ペンチやスパナ等でしっかり締めましょう。
ストラップが着脱できるようになりました。
着脱時にボタンを押すタイプと引っ張るタイプがあります。
ピンのネジ穴がゆるんだ場合の応急処置
ギター側のネジ穴がゆるんだ場合には、つまようじで応急処置をすることができます。
つまようじをネジ穴に奥まで差し込みます。
穴の深さに合わせてつまようじを切断します。
そのままネジを締めこみます。
つまようじを差し込んだうえで、木工用ボンドを流し込むことでさらにしっかり固定できます。
しかし後でリペアショップなどに持ち込んできちんと直すつもりであれば、木工用ボンドは使わない方がよいでしょう。
簡易ロックピン
改造が不要な簡易式のロックピンもあります。
JIM DUNLOP STRAP LOCK #7036
被せているだけなので、正確にはピンではないのでしょうけれど。
樹脂製の部品をそのままストラップの上からはめこみます。
部品のつまみを回すと穴が狭まり、ストラップが外れないという仕組みです。
安価で気軽に使えるのが便利ですね。
ただし、本格的なロックピンに比べると外れやすいので注意が必要です。