私は動画サイトでギターの演奏動画を見て興味を持ってから、PCにギターを接続して弾くようになりました。
ギターやベースなどの楽器をPCにつなげるのは難しそう、と私も最初は思いましたが、それほど難しいものではありません。
ギターをPCにつなげれば、作曲(DTM)への活用もできますよね。
ただしDTMの世界はハードもソフトも非常に奥深くて、多くの知識が必要になります。
ギターの練習にとても便利ですので、 DTMは次の段階としてもまずはギターをPCに接続することをおススメします。
まずは接続するための機材と、簡単に導入する方法を紹介しますので試してみてください。
記事ではギターについて書いていますが、考え方はベースも基本的に同じです。
ベーシストの方もよろしくお願いします。
オーディオインターフェイス
PCにはマイク端子があるので、そこにギターをつなげばよいのでは?
と思うかもしれませんね。
ギターでもマイクでもやってみるとわかりますが、まともな音はでません。
ギターはアナログ信号、PCはデジタル信号です。
PCとギターの間にオーディオインターフェイスをつなげば、オーディオインターフェイスがその入出力の信号の変換をしてくれます。
オーディオインターフェイスは安いもので3,000円位からありますが、オーディオをつなげることができるだけで、ギターをつなぐ仕様になっていない場合があるので注意してください。
ギターを直接つなぐには、端子にHi-z(ハイインピーダンス)のモードがあることを確認しましょう。
10,000円~20,000円位になると、DTMをする時に使うDAWソフトの簡易版が付属するものがあり、必要最低限の端子もあるので入門用としてちょうど良い価格帯かと思います。
オーディオインターフェイスとPCを接続する規格はいくつかありますが、USB接続の規格が多く手軽ですね。
自分のPCについている端子を確認しましょう。
PreSonus(プリソーナス)AudioBox 22vslを私は使用しています。
これはもう生産終了してしまいました。
後継機と思われるものを紹介しておきます。
PreSonus AudioBox USB 96
10,000円位からがちょうど良いとか言っておいてなんですが、探してみると5,000円位でも良さそうなものがあります。
BEHRINGER(ベリンガー)の機材は安いですね。
BEHRINGER UM2
アンプシミュレーター
ギターをオーディオインターフェイスに直接つないでPCに音を入力した場合、ギターそのものの音が鳴ります。
いわゆるエレキギターの音って、アンプを含めた音なんですよね。
アンプを通さないとエレキギターらしい音がしないんです。
そこでアンプシミュレーターを使います。
大きなアンプがなくてもアンプのような音を模擬的に再現するということですね。
アンプシミュレーターの使用方法は2つあります。
- ギターをオーディオインターフェイスに直接つないで、PC上でアンプシミュレーターのソフトを使う方法。
- ギターをハードのアンプシミュレーターにつなぎ、アンプシミュレーターをオーディオインターフェイスにつなぐ方法。
どちらでも良いと思いますが、ひとまず私は後者の2を選びました。
なおオーディオインターフェイスの機能もついているアンプシミュレーターであれば、別途オーディオインターフェイスを用意する必要はなくなります。
BEHRINGER(ベリンガー) V-AMP 2 を私は使用しています。
これも生産終了していますね。
V-AMP2にはオーディオインターフェイスの機能がありません。
後継機はV-AMP3です。
ベースはZOOM B2です。
生産終了。
後継機はZOOM B1 FOURあたりでしょうか?
ソフトのアンプシミュレーターは導入が難しそうだし、手元(足元)でマルチエフェクターを操作する感覚の方が慣れていてやりやすそう……と思ったからです。
PCで何かをしようとする時に、なんか難しそうって考えが先に出てしまうんですよね。
DTMを始めることも考えると、前者の1の場合にも挑戦したいところです。
PCのアンプシミュレータ化についての記事もどうぞ。
DTM初心者向けバッキングトラック作成の記事もあります。
オーディオインターフェイスの接続順
ギター → アンプシミュレータ
PC上でソフトのアンプシミュレーターを使う場合は、ハードのアンプシミュレータは必要ありません。ギターからオーディオインターフェイスに直接シールドでつなぎます。
アンプシミュレーター → オーディオインターフェイス
シミュレータからの出力がステレオなので左右chでつないでいます。
機材環境に合わせてつないでください。
オーディオインターフェイス → PC
USB接続
ヘッドホン、モニタースピーカーはオーディオインターフェイスにつなげます。
次の段階を目指すならこちらへ
興味があれば、SNSに演奏動画を投稿してみてはいかがでしょう?