身長164cmの私は、若いころから背が低いことで悩み生きてきました。
同じ悩みのみなさんも、「背が低くても結婚している男はいくらでもいる」みたいな慰めは、既にうんざりするほど聞いているでしょう。
それとも「背が低いからモテないんじゃなくて、性格が悪いのが原因」と煽られる方が多いですか?
背が高い人に言われると、またマウントかとイラっとしますよね。
チビでオッサンの私が言うのならどうでしょう。
少しは話を聞いてみる気になりませんか。
結婚したいと思って何とかしようとした結果、私は39歳で結婚することができました。
今度は既婚者のマウントか、なんて思わないでください。
ダメなのはそういう卑屈なところです。
婚活中の人からアドバイスされても、いまいち説得力に欠けるじゃないですか。
そこは我慢してください。
背が低くても、幸せな結婚をすることができます。
諦める前に試してみてください。
事実を受け入れる
成人男性の平均身長は170cm位ですね。
仮に170cm未満ならば背が低いとしますか。
168とか169なんてほぼ170みたいなものだし、大して変わらないと思いますが、一応区切っておきましょう。
169cmの人が悩んでいるかどうかは、私にはわかりませんけれど。
その人なりに思う所はあるのでしょう。
小さいと思うなら、その心こそが小さいのです。
ところで、三高って聞いたことありますよね。
「高身長・高学歴・高収入」
昭和の時代からある、女性が結婚相手に求める条件です。
最近ではこの価値観は変わって、三低が人気らしいとか。
「低姿勢・低依存・低リスク」だと。
丁寧で威圧的でない態度、家事等をパートナーに頼らない、リストラされにくい仕事、みたいな要素だそうです。
なるほどそうかと思うほど、みなさんもピュアじゃないはず。
価値観が変わったのではなく、条件追加じゃないかってね。
三高に人気があるのは不変でしょう。
メスが選ぶのは、食糧を得る能力が高そうなオスであるはずです。
男の三大コンプレックスに、「チビ・デブ・ハゲ」があります。
気を使った言い方をすれば「低身長・肥満・薄毛」です。
三高の対極が「低身長・低学歴・低収入」であることからして、コンプレックスの中でもチビだけ特にダメっぽいですよね。
デブ・ハゲは許された感があるというか。
許されるかどうかのラインは、マウントする側の保身が関係している。
デブは痩せれば問題なくなるし、自分が太るかもしれない。
自分もハゲるかもしれない。
マウント対象と同じランクに自分が落ちてしまう可能性がある、デブとハゲは叩きにくい。
背が低くなる恐れはなく、安心して見下す対象のままなのだ。
デブ・ハゲは非難されるにしても、どこか親しみが込められた響きを持って罵倒されることが多いと思う。
そしてデブ・ハゲの側にも、開き直りやネタにするだけの明るさを持って自虐するポジティブさが感じられる。
オッサンになったときに、デブ・ハゲは貫禄があると見られるというのもプラス要因だろう。
チビはどうか。
子供や動物を慈しんで呼ぶのはいい。
しかし自分より下位と見なしている場合に発せられることに、本質的には変わりはない。
呼ばれる側もマウントを取られていると感じるものだから、卑屈になる。
オッサンになれば、貫禄などないただの小さいオッサンです。
チビの自虐は面白くない。
「デブの方がダメ、デブは甘え」と個人的には思うのだが、よりダメなのがどれかを争ってもしょうがない。
そういう攻撃的なのがいけない。
チビは恋愛においてハンデになる、これは紛れもない事実です。
婚活体験談に学ぶ
婚活の体験談をまとめているブログなどを読んだことはありますか?
参考にすべきなのは、女性の体験談です。
出会った男性のどこがダメであったかを語っていますよね。
自分自身に非があったかどうかについて考察していない場合も多いですが、そこはとりあえず気にしなくてもよいです。
注目すべきは、男性のスペック自体は悪くないのに結婚まで至らなかった、という話が非常に多いということです。
価値観が少し違ったなどという生ぬるい話もありますが、言動がクソ過ぎという例がかなり見受けられます。
背が低くないにもかかわらず、ダメだと判定される男性が婚活市場には溢れています。
そして婚活市場の参加者は皆、自分は普通だと思っています。
何がダメかを学んで対策すれば、背が低くても十分に戦えます。
背が低かろうと、ライバルを出し抜くことは可能です。
男性(同性)の体験談を読むのは、ほどほどでいいです。
自分が失敗していた理由について、成功した男性が考察しているなら役に立つ情報もあるかもしれません。
現在進行形で婚活している人の体験談からは、同志ががんばっている姿を見てやる気が出る、それ以上の利益は得られないのではないかと思います。(マウントじゃないよ)
意識改革
モテない原因は背が低いからだけではないことは事実であり、背が低くても他で十分に補えることも事実です。
事実を受けいれた上で、一歩を踏み出す勇気を持つ意識が必要だと私は思います。
どうせモテないし。
これで思考停止するのがいけない。
ポジティブさが足りない。
背が低いことにもメリットがある、と開き直るのでもいいくらいです。
食費がかからない、鴨居に頭がぶつからない、服の生地が少なくて済むからエコ、介護しやすいとか。
配られたカードで勝負するしかありません。
当然にイケメン高身長は圧倒的にモテます。
しかし、それほど容姿の良さを相手に求めていない、という女性も一定数いるのです。
多くの女性にモテる必要はないんです。
一人だけでいい。
欠点を改善し、良いところを伸ばすことで十分にカバーできます。
待っていたからといって、素敵な女性が現れてあなたを好きになってくれるなんてことはありません。
悪いチビ
性格が悪い男を好きな女もいますが、そんな一部の変人は求めていないですよね。
性格が悪いチビはモテない、って真理なんですよ。
背が低い男性は、自信のなさから引っ込み思案となるか、舐められまいとして過剰に攻撃的となるか、の両極端に陥ることが多いですね。
どちらも悪いチビです。
丁寧な言葉づかいを心がけるべきだが、かしこまり過ぎても面白味がないと思われてしまう。
謙虚なのと、臆病なのとは違います。
反骨精神がプラスに働けばいいですよね。
でも堂々としているのと、尊大なのも違います。
何事も中庸って難しいですけど、自分がどちらかに偏っていないか注意しましょう。
人間的な魅力とは
チビだからモテない、という言い訳を粉砕する存在があります。
一つは金です。
しかし金があることでモテたからといって、幸せな結婚に繋がるわけではないのです。
努力した結果、魅力ある人間になれて金を稼げる能力があるからモテる、という話なら正しいのですが。
ここで金の話をしても仕方ないので。
もう一つは魅力のある人間です。
容姿が劣っていてもなお、何かしらの魅力があるためにモテる。
言われなくてもわかっているし、突きつけられたくもないし、考えたくもないことですよね。
魅力といっても様々なものがあります。
悪そうな雰囲気だって、人によっては魅力に見えてしまうんですから。
ダメ男に惹かれる、みたいなピンポイントな需要は置いておきます。
多くの場合、チビでもモテる男は明るく朗らかですよね。
明るければ会話が上手になるのか、会話が上手になれば明るくなれるのか。
因果関係はさて置き、話していて楽しい男性を女性は好きになります。
当たり前ですよね。
暗い女性が好きって男もあまりいないでしょ。
何十年と生きてきた中で培われた自分の性格が、そう簡単に変わるものかと思ってしまいますけれどね。
正直なところ、私自身も明るく振る舞うことができていたかは自信がありません。
しかし自信ないなりにも、相手も自分も楽しめるような会話ができるようになろうと思ったことは、私にとって貴重な一歩であったはずです。
会話上手を目指すことは難しいのですが、気持ちの持ちようを改める意識は大切です。
自慢話をするな
堂々とするのは大切ですが、自慢話はダメです。
男同士の自慢話ですらクソつまらないですよね。
男の自慢話を女性に聞かせるなら面白いとでも思いますか?
思いますかと聞いておいてなんですが、面白いと思っている男性は結構多いみたいです。
他人の自慢は聞きたくないが、自分の話はしたい、と。
誇るのは悪い事ではないのでしょうけど。
マウント取りたがる人が多い世の中ですから、悪気がなくてもマウントだと取られてしまうこともありますよね。
自慢話で自分を大きく見せようとはしない方がよい。
自分の得意分野なら話しやすいのは当たり前です。
饒舌になるのはわかるのですが、それが自慢でなくてもよく知らない話だけを聞かされる方はつまらないんですよ。
自慢でも得意分野でも嫌味なく面白く話せる人はいますけど、やろうと思ってできることではないですよね。
誠実さとは
口下手は誠実さでカバーします。
何を持って誠実か、っていうのがまた難しいですけれど。
この場合の誠実さとは、男性が私のことを理解してくれようとしているとか、向き合ってくれていると女性から見て感じた場合をいいます。
真面目ですね、良い人ですね、と女性から言われたことがありますか?
あれ、褒めてないんですよ。
大抵の場合、特に褒めるところがないから言っているだけ。
悪い人ではなさそうだけど、自分の心が引きつけられる相手ではないということ。
もちろん真面目って美点ですが、相手にどう受け取られるかが問題なんです。
男女どちら相手でも面白い話ができる人と、女性相手にはウケる話ができる人がいますが、それはこの際どちらでもいいです。
面白い話をこちらから発することをしなくても、女性が面白い会話だったと思うならば、向き合っているということになっているわけです。
聞き役に徹する
面白い話ができないのならば、良い聞き役を目指すしかない。
話を聞いて相槌を打っていればそれで良い、ということではありません。
友人と話をしていてなぜ楽しいのか、なんてあまり考えないですよね。
価値観が近いことで楽しいこともあれば、価値観が全然違うのに気が合うこともある。
女性相手でも同じようなことはありますが、楽しいと思ってもらえる意識は持たないといけません。
自分と同じ趣味を持った女性と話をする機会に恵まれることはない、くらいの気持ちでもいいでしょう。
最初はお互いのことがわからないために、質問中心の会話になりがちなのは仕方がないです。
しかし質問攻めにならないよう気を付ける必要があります。
質問されたのであれば自分の考えを述べても良いのですが、相手に喋らせることを意識すると良いです。
話の内容への返しが、自分から見て的確である必要はありません。
真面目に話を聞いて、女性が楽しく自分の話をすることができるのはどんな反応かを考えてください。
何でこちらが気を配らなければならないのか、みたいな考えを捨てましょう。
対等な関係であるべきなのは確かですが、一旦は置いておきます。
目を見て話す
女性と向き合うことに関連して大切なのが、相手の目を見て話すということです。
私は目を見て話すことができていませんでした。
しかも見ていないつもりもなかったため、できていなかったことに長年気づいてもいませんでした。
目を見て話せ、と私に指摘してくれたのは、同い年の女性でした。
彼女が何を思って指摘してくれたのかはわかりません。
仕事でもないのに是正すべき点を指摘するのは、なかなかできることではないと思います。
欠点を指摘されるというのは恥ずかしいものですが、私は指摘をしてくれた彼女に感謝をしています。
できる人には理解できないのでしょうけれど、やってみると難しいものです。
目には感情が表れます。
感情を見ようとしない、見せようとしていなければ相手に受け入れてもらうことなんてできません。
清潔感を心がける
みなさんも性格に難はあるかもしれませんが、身なりはそれなりに整えていますよね?
しかし社会生活を送ることに支障がなければ、それなりで済ませてしてしまうためにモテない原因にもなる部分です。
清潔感がない、それだけで女性からは嫌われます。
背が低い以前の問題です。
清潔感とはいったい何でしょうか?
身なりだけではなく言動も含めて、一緒にいたいと思わないような人は清潔感がない認定をされてしまう、という何ともわかりにくい基準の感覚なのが厄介です。
個人の感覚なので基準なんて考えても仕方ない、と考えるのでは進歩がありません。
わかりにくかろうが、その清潔感とやらを身につけないとどうしようもない。
努力でどうしようもない部分も確かにあるのでしょう。
どうしようもないなりに、努力の跡が見えればOKという女性もいます。
ポイントを具体的に挙げてみますので、参考にしてください。
別記事もどうぞ。
髪
美容室に行くのに気後れする、ワックスを付けるのが面倒という気持ちはわかります。
モッサリしているのは損です。
短髪が無難にして最強です。
ロン毛でも構わないという女性もいますが、判断基準はそこではないというだけのことです。狙う必要はありません。
薄毛については私から有用な方法を提示することができないので、申し訳ないが他を当たって欲しい。
参考になるかはわからないが、「見苦しくなるくらいならスキンヘッドにしてね」と私は妻に言われています。
肌
化粧水くらいはつけるべきと思う。
男が化粧水なんて、と抵抗があるかもしれないが、もうそんな時代でもない。
保湿液と言えば抵抗も少ないのではないだろうか。
脂ぎって荒れたままにせず、肌をキレイに保つことを少しは意識すべきです。
高い化粧水は必要ありません。
洗顔して、安い化粧水をパシャパシャつけるだけでOK。
肌で悩んでいる人は、こんなアドバイスをされるまでもなく自ら勉強して試しているはず。
何もせず汚い肌なのはよくない。
服装
オシャレしなければならないわけではありません。
私もオシャレは苦手です。
服装のダサさを妻に指摘されます。
それでも許されているようなので、服はユニクロとかで十分なのでしょう。
対象に興味あるなし関係なく、女性は他人の服装を見ているし覚えていますよね。
でもダサいと思っても男性がダサい分には、女性は割と寛容なのではないかという気がします。
年齢に合った質のよいものを着こなせるのが理想なのですけれど。
私はできていませんし、それは次の段階ということで。
何を着れば良いのかわからなければ、「30代 ファッション コーデ」みたいなワードでググって調べるなり、店のマネキンが着ているのと同じような組み合わせで買ってみるなりすれば良いわけです。
気をつけるのはサイズです。ジャストサイズを選んでください。
服に無頓着な人は、大き目のサイズの服を選びがちですね。
大き目のサイズをファッションに取り入れるなんて冒険はしなくていいです。
ジャストサイズって最初は落ち着かないでしょうけど、スッキリして見えます。
体型
低身長と薄毛は不摂生の結果の場合もあるのでしょうけど、基本的にコントロールできるものではないです。
私には薄毛の人の境遇はわかりませんが、ここで述べているコンプレックスや対処法は低身長と同じようなものであるはず。
しかしデブはダメです。
チビのデブは痩せないことにはどうしようもない。
身長がある肥満は許されてしまうからいい。
大きいことは正義なので割と需要があるのが悔しい。
背が低い上にデブでもモテる男はいますよ。
でもそんな人はコミュニケーション能力が凄まじいから例外です。
ではガリガリに痩せているのはどうか。
太っているよりマシだが、やはり頼りないと思われてしまう。
高身長肥満が許されるのは強そうに見えるから。
実際強い。
肉体的に強いことは、モテる要素ですよ。
せめて、弱々しく見えない程度には肉が必要です。
若いころならまだなんとかなるが、小さい痩せたオッサンなど貧相なものです。
目指したいのがマッチョ。
背が低いコンプレックスから体を鍛えるのはダサい、と揶揄する声もありますよね。
そんなもの言わせておけばいいんですよ。
ですがはっきり言って、マッチョになんてそうなれるものではありません。
筋肉付きすぎてもカッコ悪い、なんて言う人もいますけど、やったことがあるのかと。
カッコ悪いなんて言えるほどの筋肉は簡単に付きません。
筋トレをしてみて初めて、マッチョはとてつもない努力をしているのだと理解します。
マッチョになるくらいの気持ちで、体を鍛えようということです。
歳を取ると、たるんできますよね。
だからといって、だらしない体のオッサン多過ぎなんですよ。
体引き締めるくらいのことはやらないと。
作法
うさんくさいマナー講師が考え出した礼儀作法のことではありません。
人を不愉快にさせないことが最低限必要です。
食事のマナーには気をつけて欲しい。
テーブルマナーは完璧でなくていい。
クチャクチャ音を立てて食べるな。
これは清潔感どうのというレベルの話ではないです。
クチャラーは不快過ぎる。
変な箸の持ち方も矯正すべきです。
正しい持ち方をしているかどうかで味は変わらない、とか開き直らないでください。
友人の箸の持ち方が悪いのは平気でも、パートナーの箸の持ち方は気にしますよ。
出会いの場を増やそう
出会いがない、を言い訳にしないでください。
学校にも職場にも相手がいない状況は、事実としてあるのかもしれません。
なければ出会いの場を作って、自ら飛び込むしかありません。
ただ待っていても、理想の相手に出会うなんてことはありませんよ。
自然な出会いをしたいとか生ぬるいことを考えていたら、いつまでたっても結婚はできません。
手遅れになる前に動くべきです。間に合わなくなってもしらんぞ。
婚活サイトについて
結婚を望んでいるならば、結婚を前提として活動する人が利用する婚活サイト(婚活アプリ)を使うべきです。
インターネットによる出会いも珍しくないだけあって婚活サイトもたくさんあるので、どれを選べば良いかは迷うところでしょう。
利用者の年齢層や料金など、各社にそれぞれ特徴があるので比較検討してみてください。
私は婚活サイトで妻に出会いました。
おススメは「ブライダルネット」です。
こちらの記事もどうぞ。
低身長でも気にしない彼女に出会う方法
出会う方法というと語弊はあるかもしれませんが。
自分より背の高い女性でも気後れすることなく狙っていきましょう。
男性の身長を気にしない高身長の女性は結構いるものです。
低身長の女性の方が相手の身長にこだわる傾向があるんでは、とさえ思えます。
私の妻は私より背が高いですし。(マウントじゃないよ)
まとめ
コンプレックスは多くの人が抱えているものです。
コンプレックスを気しないのって難しいですよね。
でもせめて気にしている風に見えないように堂々としないといけません。
気にしている様を感じさせないことが大切なんです。
そして、いつしか気にならなくなります。
あなたが勇気を出して踏み出す、その助けになれば幸いです。
応援しています。