ギターを始めたいけど、挫折したらどうしよう……
挫折するのが怖くて、ギターを始めようかどうしようかと悩んでいませんか?
不器用だけど弾けるようになれるかな?
音楽理論なんて全然わからないよ!
心配になる理由はこんなところでしょうか。
でも、迷っていないでサッサと始めちゃいましょう!
と私は言いたいのです。
ここでお話しするのは、挫折しないための方法ではありません。
挫折の心配をしている人に一歩踏み出してもらうために、知っておいてほしいことと心構えについてお伝えします。
ギター初心者の挫折率は90%
Fender(フェンダー)というギターメーカーの人がこんなことを言っています。
・フェンダーが1年間に販売するギターの45%を初心者が購入している
・その初心者の90%が1年以内にギターをやめた
ビジネス的にはやめる人を減らしたいぜって話の記事なんですけど、それはさておき。
ギターを始めてもやめてしまうという話は、聞いたことがある人もいるでしょう。
9割もすぐにやめてしまうんですね。
ギターが特別難しいから、というわけではないはずです。
ピアノに挫折中の私から言わせると、むしろギターは簡単な部類の楽器という印象。
ピアノよりギターの方が難しいって人もいるかもしれませんが。
練習環境や費用の面からも見ても、ギターは手軽に始めることができる楽器なので、やめるのも簡単なのでしょう。
音楽理論の心配はしなくてもよい
音楽理論って難しそうですよね。
当然に理論は知るほうがいいですが、あとからでもいいです。
なんなら知らないままでもいいです。
私もよく知りません。
五線譜が読めず、音楽理論も知らないままギターを弾き続けている人は山ほどいます。
ギターはそれができる楽器です。
良い点でも悪い点でもあるのでしょうが、知らなくとも弾けることはギターに人気がある理由でもありますね。
みんな不器用
自分は不器用だから弾けるようになれないかも、と心配になりますよね。
楽器を弾くには反復練習が必要だし、スポーツに通じる面はあります。
スポーツやらせても初心者なのにうまくやれてしまう人、いますよね?
ギターも最初からうまく指が動く人がいますけど、そんなのは例外の人なので気にしなくていいです。
普段はやらない動きをするのだから、ギター弾く指なんて思い通りに動かなくて当然なんです。
挫折するポイントとして有名なものの一つに、「Fコードが押さえられない」というものがありまして。
別にすぐにできなければならないってものでもないんですよね。
Fコードについては別記事があるのでよろしければどうぞ。
どの程度不器用だと何年続けようが弾くこともままならないのかはわかりませんが、指が思うようにすぐ動かないから、つまらなくて相当数の人がやめてしまうんですよね。
でもギターを続けている多くの人だって、最初からうまく指を動かすことができたわけではないのです。
やってると少しずつ動くようになるんですけどね。
もったいない。
また、手が小さいからうまく弾けないかも?
と思う人もいるかもしれませんが心配ありません。
手が小さいと不便な点も確かにあります。
しかし子供のギタリストもいますから、続けられない理由とはならないはずです。
指が少なかったり、盲目だったり、足で弾いたりするギタリスト達は、身体的なハンデをものともしていません。
なんて例は極端かもしれませんけど。
目標をもって練習しよう
なぜギターを弾くのか?
なんとなくでもいいので、やりたいことを思い描きましょう。
例えばこんなこと
- 好きな曲を弾いてみたい
- バンドを組んでライブに出たい
- 作曲して発表したい
何年か続けていると、誰に聴かせるわけでもないけどただ弾いている、みたいな状態になる場合もありますがそれはいいんです。
すでに続いているんですから。
少なくとも最初のうちは、小さくても目標がないとなかなか続きません。
家で一人弾くしかないな、って場合でも大丈夫です。
幸いなことに最近では、弾いた曲を録音してネットに投稿したりなんてことも簡単にできますよ。
やっぱり挫折するかも?
挫折の心配をしようがしまいが、ほぼ挫折しますよね。
でも、だいたいみんな挫折するから別に怖くなんてありません。
新しいことを始めるってエネルギーが要ることだし、始めるか迷い続けて結局始めないままの人もいます。
そして思い切って始めたとして、一つのことを努力して続けることができる人は少ないんです。
なんと1年続けることができただけで上位10%!
すごい!(※ギタリストの上位10%ではない)
やめてしまう人を下に見るってことではありませんけどね。
努力できることも才能ですよ。
趣味でやっていることを努力だとは思っていない人も多いでしょうし、嫌々やっても仕方ないのでしょうけど。
みんなと同じように挫折しても不思議はないのだから、怖がらずにやってみたらいいんじゃないですかね。
10%に入ってみたくなりませんか?
趣味は気楽に
ある分野で一流になるには10,000時間の努力が必要、というような論があるんです。
10,000時間かけても大成しない人もいるとか、10,000時間も必要がないとか、解釈や正誤の問題は別として、成功している人は努力を続けているというのが大筋の話なんでしょう。
一流の話はそれでいいとして、趣味なんだから気楽にやればいいんですよ。
1小節のフレーズを弾けるようになるまで延々と繰り返したりして、1日8時間ギター弾く人もいます。
何年続けていてもあまり上達しない人だって山ほどいます。
週末空いた時間に少しだけ弾く
酒を飲みながらダラダラ弾く
誰に聴かせるわけでもなく暇つぶしに、その人なりの楽しみ方をしているんです。
まとめ
ギターを始めても、すぐにギターがオブジェ化してしまうかもしれません。
それでもいいじゃないですか。
面白かったら続ける、つまらなかったらやめればいいんです。
続いたら続いたで今度は、世の中にギター上手な人が多過ぎで驚いたりするんですけど、それはまた別の話ということで。
ギターなんて、数ある趣味の中の選択肢の一つにすぎないんです。
楽しいから続くのか、続いたら楽しくなるのかはわかりませんが、やってみてはいかがでしょう?
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